株式投資を始めたものの、「PERやROE、自己資本比率……」といった専門用語の数々に圧倒され、どの銘柄を選べばいいのか迷ってしまう人は少なくありません。「収益性を分析するには分厚い決算書を読み込まないといけないのでは?」と感じている方も多いでしょう。
しかし、実際に資産4億円を築いてFIREを達成した投資家・PAN氏は、それが大きな誤解だと語ります。本当に将来性のある“稼げる株”を見つけるには、たった3つのポイントに絞って判断するだけで十分だというのです。
今回は、PAN氏の著書『世界最強の米国株で始める株の教科書』(フォレスト出版)をもとに、初心者でも実践できる「本当に儲かる株」の見抜き方をご紹介します。
「儲かる株」とは?本当に見るべきはたった3つの視点
株式投資において“勝てる銘柄”を見つけるには、膨大な情報を分析する必要があると思われがちです。しかし、PAN氏は「最初から完璧な分析をしようとする必要はない」と言います。
重要なのは、どの企業が今後も成長し続けるか。その見極めに必要なのは、次の3つのシンプルな基準です。
① 企業の将来性を見極めること
まず最も大切なのが、企業や業界に将来性があるかどうかです。投資の神様ウォーレン・バフェットも「自分が理解できないビジネスには投資しない」と語っています。
企業の事業内容を調べ、そのサービスや製品が今後伸びる余地があるかを確認しましょう。たとえ現時点で利益を出していたとしても、競合他社の台頭や技術革新、需要の変化によって失速する可能性は常にあります。未来を完全に予測することはできませんが、少なくとも将来性を判断するための材料を集めることは誰にでもできます。
② 業績が安定しているかを確認すること
業績の安定性も、見逃してはいけない重要な要素です。毎年安定して売上や利益を出している企業は、景気の変動にも強く、長期的な投資に適しています。過去数年の売上高や純利益の推移を確認して、右肩上がりの傾向が続いているかをチェックしましょう。
安定している企業は、株主還元にも積極的な傾向があります。配当の有無や増配傾向も見ておくと、より信頼度の高い銘柄を見つけることができます。
③ 経営者の姿勢やビジョンにも注目すること
最後のポイントは、経営陣の方針や考え方です。その企業がどんな未来を描いているか、どんな課題にどう向き合っているかは、IR情報や社長インタビューなどから知ることができます。
短期的な利益だけを追うのではなく、長期的に企業価値を高めることを目指している経営陣を持つ企業こそ、将来にわたって株価が伸びる可能性が高いのです。
完璧を目指さず、まずはこの3つを意識することが成功への近道
多くの初心者が「もっと勉強しないと投資してはいけない」と思い込んでしまい、いつまでも最初の一歩が踏み出せません。ですが、PAN氏が語るように、必要なのは完璧な分析力ではなく、シンプルな視点を持つこと。
将来性・業績の安定性・経営者の方針。この3つの要素を押さえながら、気になる企業について自分なりに調べていくことが、株式投資の成功につながる第一歩になるのです。
焦らず、自分のペースで学びながら、少しずつ実践していきましょう。それが、やがて資産形成という大きな成果につながっていきます。
