2026年に入り、国産ミニバン市場は再び活発化の兆しを見せています。トヨタ「アルファード」の改良や日産「エルグランド」の新型登場が噂される中、安定した人気を維持しているのがホンダ「オデッセイ」です。低床設計による乗り心地と走行安定性の高さで、長年ファミリー層から支持され続けています。
さらに、2025年11月の改良では商品力が強化され、後部座席の快適性を高める大型ロールサンシェードが全グレードに標準装備されました。また、新たなボディカラーの追加など、上質感を高める変更も行われています。
そんなオデッセイの中で注目されているのが、最も価格を抑えたグレードの存在です。一見するとシンプルな構成に見えますが、装備内容は非常に充実しており、実用性と快適性のバランスに優れています。
ボディサイズは全長4860mm、全幅1820mm、全高1695mmで、ホイールベースは2900mm。広い室内空間と安定した走行性能を両立し、日常使いから長距離移動まで対応できる設計です。
外観は上位モデルと大きく変わらず、17インチアルミホイールを採用。ボディカラーはシンプルなホワイト系とブラック系に絞られています。一方で、特別カラーは上位グレード専用となっており、差別化が図られています。
室内は7人乗り仕様で、ブラック基調の上質なデザインを採用。木目調パネルや本革巻きステアリングなども備わり、エントリーモデルながら高級感のある仕上がりとなっています。さらに、前席・2列目ともに快適性を重視したパワーシートやヒーター機能が搭載され、長距離ドライブにも対応しています。
安全性能についても充実しており、先進運転支援システム「Honda SENSING」やマルチビューカメラなどを標準装備。大きなボディでも安心して運転できる環境が整っています。
そして見逃せないのがパワートレインです。2.0Lエンジンとモーターを組み合わせたハイブリッドシステム「e:HEV」を採用し、燃費はWLTCモードで約19.9km/Lを記録。ミニバンとしては優れた燃費性能を実現しています。
ここまで見ると“十分すぎるほど完成度が高いエントリーモデル”ですが、実はさらに上位グレードとの差はそれほど大きくありません。価格は約508万6400円に設定されており、最上級モデルは約545万500円。その差は約36万4100円にとどまります。
つまり、装備バランスと価格のバランスを考えると、最もコストパフォーマンスに優れた選択肢はエントリーグレードであるとも言えます。高級感・燃費性能・安全性をしっかり備えたこのモデルは、ミニバン選びの有力候補として注目されています。
