歯科医院で快適かつ正確な治療を受けるためには、患者側のちょっとした配慮も大切です。知らないうちに“マナー違反”をしてしまっていることもあるかもしれません。来院前にどんなことに気をつければよいのか、Lily Smile Dental Clinic院長の相原弘一郎先生に聞きました。
歯医者に行く前には歯磨きをしておくことが基本
歯の表面が清潔な状態であれば、診断や治療の精度はぐっと高まります。逆にプラーク(細菌の塊)や食べかすが残っていると、削った部分に細菌が入り込みやすくなり、詰め物の接着にも影響を与えてしまうことがあります。
また、口内が汚れたままでは、歯科医師も気持ちよく治療に臨むことができません。治療を受ける前に歯をきちんと磨いておくことは、患者のマナーともいえるでしょう。歯磨きのタイミングは、来院の30分〜1時間前が理想とされています。
診断や治療を妨げるNG行動とは?
来院前に避けたいことのひとつが、ニンニクやネギなど匂いの強い食べ物。口臭の原因となり、診療に集中しにくくなる場合があるからです。
また、砂糖を多く含むお菓子やジュース、特にキャラメルやガムといったべたつきやすい食品も要注意。口の中に残った糖分が診断を妨げるだけでなく、虫歯リスクを高めてしまいます。せっかく歯を磨いた後に甘いものを食べるのも避けたほうがよいでしょう。
さらに、飲酒や喫煙も治療の妨げになります。麻酔が効きにくくなったり、出血しやすくなったりする恐れがあるため、治療数時間前からは控えることが望ましいです。
意外と見落としがちなのがメイク。治療中に器具へ口紅が付着してしまうことがあるため、口元の化粧は控えめにしておくと安心です。
患者も準備を整えてこそ快適な治療が受けられる
歯科医院での診療は、歯科医師だけでなく患者側の協力もあってこそスムーズに進みます。来院前に歯をきれいに磨き、治療を妨げるような行動を避けることが、結果的に自分の歯を守ることにつながります。
ちょっとした心がけが、治療の精度や快適さを大きく左右するのです。次に歯医者へ行くときには、ぜひ意識して準備してみてください。
